エントリーモデルであるTruLaser Cell 1100 Basic Editionは、簡単な操作、低い投資コストと高い溶接速度を特長としています。TruLaser Cell 1100 Basic Editionでは、溶接単位距離あたりのコストが極めて低いため、レーザパイプ溶接における経済性がさらに向上します。
ベルト、パイプとプロファイルのエキスパート
TruLaser Cell 1100はフレキシブルなビームガイドシステムであり、既存の製造ラインに簡単に組み込むことができます。この製品はベルト、パイプ及びプロファイルにおける任意継目のエンドレス溶接、そして円周溶接部品の専用に設計されています。材料については、様々な種類から自由に選択できます。このレーザ溶接設備では、厚さが0.1から数ミリメートルまでの鋼、ステンレススチール、アルミニウム、非鉄重金属を溶接することができます。リニア/旋回軸を装備した溶接用光学ユニット、並びにシームサーチ/トラッキング用のセンサーシステム (SeamLineやSeamLine Proなど) が幅広く提供されており、これらを導入することにより、フレキシビリティー、品質、信頼性が向上します。アプリケーションや材料に応じて、TRUMPFのCO2レーザまたは固体レーザを使用します。
それぞれの要件に合わせて、装置を最適に構成することができます。
最新のレーザ発振器とセンサーによりランニングコストを削減し、サイクルタイムを短縮します。
TruLaser Cell 1000シリーズに統合されている操作パネルでは、直感的に操作することができます。
リニア軸のストローク、作業高さ及び加工経路は加工プログラムに合わせて調整されます。
リニア/旋回軸を備えた溶接用光学ユニットとセンサーシステムは、機械を最適に補完します。
TruLaser Cell 1100 (CO2-Laser)
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TruLaser Cell 1100
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軸の移動範囲 | ||
軸の移動範囲 X軸 | 300/500 mm | 300/500 mm |
軸の移動範囲 Z軸 | 300/500 mm | 300/500 mm |
軸の移動範囲 B軸 | ± 100 ° | ± 100 ° |
軸の移動範囲 Q軸 (位置補正溶接ギャップ) | ± 25 mm | ± 25 mm |
最大軸速度 | ||
軸方向Xに平行での最大軸速度 | 30 m/min | 30 m/min |
軸方向Zに平行での最大軸速度 | 30 m/min | 30 m/min |
Q軸の最大軸速度 (位置補正溶接ギャップ) | 3 m/min | 3 m/min |
軸方向Xに平行での最大軸加速 | 1.5 m/s² | 1.5 m/s2 |
軸方向Zに平行での最大軸加速 | 1.5 m/s² | 1.5 m/s2 |
B軸の最大軸加速 | 1.5 rad/s² | 1.5 rad/s2 |
位置決め精度 | ||
リニア軸 (X、Z) の位置決め精度 | 0.1 mm | 0.1 mm |
回転軸 (B) の位置決め精度 | 0.015 ° | 0.015 ° |
レーザ | ||
最大レーザ出力 | 3200 W - 15000 W | 2000 W - 8000 W |
使用可能なレーザ | - | TruDiode、TruDisk |
ダウンロード形式で用意された全製品バリエーションの技術データ。

50 mmの可動アパーチャを備えた焦点光学ユニットTRSはその旋回軸を特徴としており、これによりレーザ光の角度を指定して、製品に向けて光軸を調整することができます。光学ユニットには、同軸方向及び側面からのガス注入用の溶接ノズルが装備されています。使用可能な集光焦点距離は、f = 100 mmからf = 300 mmの範囲です。

50 mmの稼働アパーチャを備えた焦点光学ユニットTLSはそのリニア軸を特徴としており、これによりレーザ集光点の位置を製品に合わせて指定することができます。光学ユニットには、同軸方向及び側面からのガス注入用の溶接ノズルが装備されています。使用可能な集光焦点距離は、f = 100 mmからf = 300 mmの範囲です。

長い作業距離と小さい焦点直径を両立させるBEO D70。

SeamLine Proは極めて精密なシーム制御を可能にする包括的なプロセスセンサーです。これによりパイプとプロファイルのエンドレス溶接でのプロセス安全性が確保されます。

TRUMPFレーザ装置ではSeamLineが継ぎ目位置制御を行います。光照射プロセスと光切断プロセスが交互に実行されるため、システムはギャップやエッジを確実に検出することができます。
国によっては、この製品ラインナップと製品情報が異なる場合があります。技術、装備、価格及び提供アクセサリーは変更されることがあります。 現地担当者に問い合わせて、国内で製品を入手できるかどうかを確認してください。