TruPrint 1000と、産業用グリーンレーザーとしては市場初となるTRUMPFのTruDisk 1020 (波長515 nm) を組み合わせることにより、高反射性材料を加工することができます。TruPrint 1000 Green Editionにより、赤外波長では処理が難しい、あるいは処理できない銅、銅合金または貴金属などの材料の3Dプリントが可能になります。
グリーンレーザー: 銅およびその他の貴金属の3Dプリント
TRUMPFはイノベーションとテクノロジーのリーダーとして、革新的な産業用レーザー装置を開発するための専門知識に積層造形のノウハウを取り入れています。その結果、TruPrint 1000 Green Editionが生まれました。TruPrint 1000およびTruDisk 1020の両製品を組み合わせることで、安定した純銅の3Dプリントを実現し、銅合金または貴金属を高い生産性で加工できるようになります。
これにより、銅、銅合金または貴金属などの高反射性材料の3Dプリントが可能になります。
高導電性純銅ETP (Cu含有量 > 99.9 %) は、100%IACSの電気伝導率と0.5%未満の気孔率値を実現します。
安定したプロセスで密度 > 99.9 %と最高の生産性を発揮します。
TruPrint 1000 Green Edition
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設置サイズ(シリンダ) | 直径 97 mm x 100 mm 高さ |
加工可能な材質 | パウダー形状の溶接可能な金属: 銅、銅合金または貴金属。利用できる最新の材質およびパラメータに関する情報はお問合せください。 |
加工品の最大レーザー出力(TRUMPF ファイバレーザー) | 500 W |
ビーム径(標準) | 200 μm |
構造比率 | まで 25 cm³/h 1 |
最小の測定可能な酸素含有量 | 最大 100 ppm (0.01%) |
電源および消費電力 | |
電源 (電圧) |
TruPrint 1000: 230 V
TruDisk 1020: 400 V |
電源(電流) |
TruPrint 1000: 7 A
TruDisk 1020: 32 A |
電源 (周波数) |
TruPrint 1000: 50/60 Hz
TruDisk 1020: 50/60 Hz |
保護ガス | 窒素、アルゴン |
構成 | |
寸法(幅 x 高 x 奥行) |
TruPrint 1000: 1445 mm x 1680 mm x 730 mm
TruDisk 1020: 1340 mm x 1430 mm x 728 mm |
重さ (パウダーを含む) |
TruPrint 1000: 650 kg
TruDisk 1020: 515 kg |
ダウンロード形式で用意された全製品バリエーションの技術データ。

TruTops Print、ソフトウェアパッケージSiemens NX搭載
積層造形用のプロセスチェーンの開始点は、3D設計/造形プログラム向けのデータ準備です。Siemens社の開発パートナーとしてTRUMPFが提供するソフトウェアパッケージ「Siemens NX搭載TruTops」は、統一されたユーザインタフェースを持ち、システムダウンのない一貫性のある初のソフトウェアソリューションです。ソフトウェアソリューションの優れたプロセスチェーンは、高いプロセス安定性を提供します。その理由は、金属部品の開発、シミュレーション、3DプリントとNCプログラミング用ツールが一つのシステムに統合され、結果としてSTL形式へのデータ変換が不要になるからです。さらにソフトウェアパッケージには造形ジョブのスライシングとハッチング並びにパラメータ管理を行うTRUMPF Build Processorが統合されています。明確なワークフローにより時間と費用を節約できます。

積層造形向けのモニタリングソリューション
TRUMPFのインテリジェントなモニタリングソリューションにより、TruPrintマシンの造形プロセスの高度な監視と分析が可能になります。そこでは、センサーに基づくデータが検出され、加工されます。ラインナップには、プロセス/コンディション/パフォーマンスモニタリング向けのソリューションが含まれています。モニタリング結果は、直接TruPrintマシンのHMIで見ることができます。TruTops Monitorでは更に全所有機械に関する完全な透明性が得られ、デスクトップから又はTruTops Fabアプリを介してモバイルで機械にリモートアクセスできるようになります
国によっては、この製品ラインナップと製品情報が異なる場合があります。技術、装備、価格及び提供アクセサリーは変更されることがあります。 現地担当者に問い合わせて、国内で製品を入手できるかどうかを確認してください。
脚注- 実際の構造比率は、感光およびコーティングによって異なります。装置の構造、プロセスパラメータ、材質、充填度により異なります。
- 真空コンベヤとの併用
高反射性かつ高導電性材料の3Dプリントでは、ユーザーは密度、電気伝導率、表面粗度の点において特別な課題に直面します。純銅とCuCr1Zr合金のサンプルのプロセスパラメータの研究と解析については、こちらをご覧ください。今すぐTRUMPF Eメールニュースに登録して、ホワイトペーパーを無料でダウンロードしてください。この工法とその結果についての知識を深めることができます。TRUMPF Eメールニュースの購読は、いつでも再び停止することが可能です。

