マイクロジョイントとは異なり、ナノジョイントはカーフ下端の小さな停止位置だけでコンポーネントをシートスケルトンに固定します。これによりコンポーネントの傾きが防止されるため、安全なパネル加工につながります。カーフ下端のコンタの損傷は最小限に抑えられ、より簡単にコンポーネントをスクラップスケルトンから取り出すことができます。ナノジョイントを使用すると、より密接なネスティングが可能になるため、リソースをより効率的に活用し、高い生産性を得ることができます。
高品質2Dレーザ加工の導入
TruLaser 1000シリーズの機械では、一級のTRUMPF品質と専門能力が低い投資と運用コストで得られます。固体レーザーの魅力は、堅牢な構造と長年にわたって持続する出力です。また更に、簡単に習得可能な操作と多数のインテリジェントな機能もこの機械の利点です。それに加えて、TruLaser 1000シリーズの機械には適応性の高いインターフェースが備わっているため、自動化又は他の機械とのネットワーク接続が簡単に実現します。
低程度から中程度の稼働率でも最高の経済性を実現
Touchpointコントローラによる直感的な操作、切断データは統合されているため直ぐに始動可能
堅牢で耐久性に優れ、完璧な仕上がりを実現するマシン
マシンの可能性を完璧に活用
保護ハウジングとビームガードにより、操作中も最大限の安全性を保証
独立した作業が可能

TruLaser 1030 fiberは対応範囲 (1~25 mm) 全体にわたって、様々な板厚を切断することができます。

PierceLineを使用することで、シートへのピアシングが素早く行われ、機械にかかる負荷が軽減されます。

TruLaser 1030 fiberは、薄いステンレススチールと軟鋼を溶断で特に生産的に加工します。またこの機械では、アルミニウム、黄銅、銅又はフィルムが貼られたステンレススチールも素早く安全に切断することができます。

BrightLine fiberを使用することで、妥協のない最高の切断結果が常に得られます。

BrightLine fiberでは滑らかな切断エッジが生み出されるため、部品を簡単に取り出すことができます。

CoolLineによるプロセスでは、レーザカッティング中に加工品に狙いを定めて冷却します。これにより細かい形状が可能となり、軟鋼 厚板加工時の安定性を大幅に向上させます。

TruLaser 1030 fiberでは銅を窒素で切断することも可能です。
TruLaser 1030 fiber
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TruLaser 1040
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TruLaser 1060
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寸法 | |||
長さ | 9333 mm | 11150 mm | 15500 mm |
幅 | 5990 mm | 6650 mm | 7150 mm |
高さ | 2200 mm | 2200 mm | 2200 mm |
重量 | |||
ベーシックマシンの重量 | 9400 kg | 12000 kg | 16500 kg |
最高速度 | |||
同時 | 140 m/min | 140 m/min | 140 m/min |
作業範囲 | |||
X軸 | 3000 mm | 4000 mm | 6000 mm |
Y軸 | 1500 mm | 2000 mm | 2500 mm |
最大加工品重量 | - | - | - |
レーザー固有のデータ - TruDisk 3001 | |||
最大レーザ出力 | 3000 W | 3000 W | 3000 W |
軟鋼最大板厚 | 20 mm | 20 mm | 20 mm |
ステンレススチール最大板厚 | 15 mm | 15 mm | 15 mm |
アルミニウム最大板厚 | 15 mm | 15 mm | 15 mm |
銅の最大板厚 | 6 mm | 6 mm | 6 mm |
ブラス最大板厚 | 6 mm | 6 mm | 6 mm |
レーザー固有のデータ - TruDisk 4001 | |||
最大レーザ出力 | 4000 W | 4000 W | 4000 W |
軟鋼最大板厚 | 25 mm | 25 mm | 25 mm |
ステンレススチール最大板厚 | 20 mm | 20 mm | 20 mm |
切断パッケージ プレート厚さ拡張の最大板厚ステンレススチール | 35 mm | 35 mm | 35 mm |
アルミニウム最大板厚 | 20 mm | 20 mm | 20 mm |
銅の最大板厚 | 8 mm | 8 mm | 8 mm |
ブラス最大板厚 | 8 mm | 8 mm | 8 mm |
レーザー固有のデータ - TruDisk 6001 | |||
最大レーザ出力 | 6000 W | 6000 W | 6000 W |
軟鋼最大板厚 | 25 mm | 25 mm | 25 mm |
切断パッケージ プレート厚さ拡張の最大板厚軟鋼 | 32 mm | 32 mm | 32 mm |
ステンレススチール最大板厚 | 25 mm | 25 mm | 25 mm |
切断パッケージ プレート厚さ拡張の最大板厚ステンレススチール | 35 mm | 35 mm | 35 mm |
アルミニウム最大板厚 | 25 mm | 25 mm | 25 mm |
銅の最大板厚 | 10 mm | 10 mm | 10 mm |
ブラス最大板厚 | 10 mm | 10 mm | 10 mm |
レーザー固有のデータ - TruDisk 8001 | |||
最大レーザ出力 | 8000 W | 8000 W | 8000 W |
軟鋼最大板厚 | 25 mm | 25 mm | 25 mm |
切断パッケージ プレート厚さ拡張の最大板厚軟鋼 | 32 mm | 32 mm | 32 mm |
ステンレススチール最大板厚 | 30 mm | 30 mm | 30 mm |
アルミニウム最大板厚 | 25 mm | 25 mm | 25 mm |
銅の最大板厚 | 10 mm | 10 mm | 10 mm |
ブラス最大板厚 | 10 mm | 10 mm | 10 mm |
レーザー固有のデータ - TruDisk 10001 | |||
軟鋼最大板厚 | 30 mm | 30 mm | 30 mm |
切断パッケージ プレート厚さ拡張の最大板厚軟鋼 | 32 mm | 32 mm | 32 mm |
ステンレススチール最大板厚 | 40 mm | 40 mm | 40 mm |
切断パッケージ プレート厚さ拡張の最大板厚ステンレススチール | 40 mm | 40 mm | 40 mm |
アルミニウム最大板厚 | 30 mm | 30 mm | 30 mm |
銅の最大板厚 | 15 mm | 15 mm | 15 mm |
ブラス最大板厚 | 12 mm | 12 mm | 12 mm |
レーザー固有のデータ - TruDisk 12001 | |||
最大レーザ出力 | 12000 W | 12000 W | 12000 W |
軟鋼最大板厚 | 30 mm | 30 mm | 30 mm |
切断パッケージ プレート厚さ拡張の最大板厚軟鋼 | 35 mm | 35 mm | 35 mm |
ステンレススチール最大板厚 | 40 mm | 40 mm | 40 mm |
切断パッケージ プレート厚さ拡張の最大板厚ステンレススチール | 50 mm | 50 mm | 50 mm |
アルミニウム最大板厚 | 30 mm | 30 mm | 30 mm |
切断パッケージ プレート厚さ拡張の最大板厚アルミニウム | 30 mm | 30 mm | 30 mm |
銅の最大板厚 | 12.7 mm | 12.7 mm | 12.7 mm |
ブラス最大板厚 | 12.7 mm | 12.7 mm | 12.7 mm |
レーザー固有のデータ - TruFiber 3001 | |||
軟鋼最大板厚 | 20 mm | 20 mm | 20 mm |
ステンレススチール最大板厚 | 15 mm | 15 mm | 15 mm |
アルミニウム最大板厚 | 15 mm | 15 mm | 15 mm |
銅の最大板厚 | 6 mm | 6 mm | 6 mm |
ブラス最大板厚 | 6 mm | 6 mm | 6 mm |
レーザー固有のデータ - TruFiber 4001 | |||
軟鋼最大板厚 | 20 mm | 20 mm | 20 mm |
ステンレススチール最大板厚 | 20 mm | 20 mm | 20 mm |
アルミニウム最大板厚 | 20 mm | 20 mm | 20 mm |
銅の最大板厚 | 8 mm | 8 mm | 8 mm |
ブラス最大板厚 | 8 mm | 8 mm | 8 mm |
消費値 | |||
生産時の電力消費量平均 - TruDisk 3001 | 12 kW | 12 kW | 12 kW |
生産時の電力消費量平均 - TruDisk 4001 | 13 kW | 13 kW | 13 kW |
生産時の電力消費量平均 - TruDisk 6001 | 15 kW | 15 kW | 15 kW |
生産時の電力消費量平均 - TruDisk 8001 | 17 kW | 17 kW | 17 kW |
生産時の電力消費量平均 - TruDisk 10001 | 22 kW | 22 kW | 22 kW |
生産時の電力消費量平均 - TruDisk 12001 | 25 kW | 25 kW | 25 kW |
ダウンロード形式で用意された全製品バリエーションの技術データ。
簡単な操作
レーザカッティングの経験が浅い場合でも、この機械は直感的に操作することができます。機械が多くの調整作業を自動的に行うため、多くの手作業は不要になります。
機械のTouchpoint HMIは、タブレットのように簡単に操作できます。短時間で使いこなせるようになります。
あらゆる材料と板厚向けの切断パラメータが機械ソフトウェアに登録されています。TRUMPFの専門家がパラメータを開発し、集中的にテストしていることから、機械にはTRUMPFのレーザ切断のノウハウが詰め込まれています。
プロセスの安全性及びオペレータサポート
カッティングヘッドの衝突防止は最高のプロセス安全性を保証します。機械性能の向上により短い非生産時間を活用することができます。衝突が生じた場合は、カッティングヘッドの損傷が回避されます。

軟鋼はレーザカッティング中、特に熱くなるため、制御不能に溶融することがあります。クールラインを使用すれば、このような問題は生じません 加工中、特殊なノズルのついたカッティングヘッドが、ワークピース上のレーザビームの周囲に霧状の水を吹きかけます。水の蒸発エネルギーはレーザビーム周辺の材料を冷却する働きをします。クールラインはこのようにして細かい形状やより狭いネスティングを可能にし、軟鋼厚板加工の安定性を大幅に向上させます。

非鉄重金属を切断する場合、レーザは反射光により損傷する可能性があります。TRUMPFレーザではそのようなリスクはありません: 銅や真鍮などの非鉄重金属、又は亜鉛めっきの板金やフィルムが貼られたステンレススチールでも、ステンレススチール、軟鋼、アルミニウムの通常の切断と同じように、確実に切断することができます。
清潔な保護ガラスは、長期にわたり高い切断品質を維持します。保護ガラスの消耗状態は標準のセンサによって常に監視されているため、保護ガラスの交換が必要になると通知されます。清掃及び交換は必要な場合のみ行われるため、コストを削減できます。
AjustLineでは、様々な材質の材料に合わせて切断プロセスを容易にカスタマイズすることができます。この機能は、特に低品質な材料加工時の安定性を向上させます。つまり、材料コストを低く保ったまま、残材部分も減少させることができるということです。オペレータはAjustLineをいつでもオンまたはオフにすることができます。その際プログラミングは不要です。
カメラベースのアシストシステムであるSorting Guideは、板金部品の取り出しとソーティングで作業者をサポートします。顧客オーダー又は下流のプロセスに応じて、パーツに目印として色が付けられます。そのため、作業者は切断済みパーツを簡単に素早く、ミスなしでパレット上に並べて置くことができます。
ドロップ&カットにより、残りのシートが簡単、直感的かつ効率的に活用可能になります。カメラにより、機械室のライブ画像がユーザインタフェースに直接表示されます。多くの製品図形データを残りのシート上に自由に配置することができます。これにより、個々の製品のポスト生産時間を大幅に節約できます。シートの調整、シート位置測定、原点移動など手間のかかるプロセスステップは省略されます。
MobileControl Appは、標準操作パネルのユーザインタフェースをお使いのタブレットのタッチスクリーンに転送するため、いつでも簡単かつフレキシブルに機械の操作や制御を行うことができます。例えば他の作業を行っている時にタブレットでマシンの加工状況を確認したり、プログラム読込を行ったりすることができます。
Cutting Guideは様々な切断不良の原因究明をサポートします。マシンを最適に調整するためのチェック機能を備えています。
フレキシビリティー
EdgeLine Bevelの新プロセスでは、機械上の部品に直接面取り部や皿穴を作成することができます。これにより、追加のプロセスステップを省略することができます。簡単かつ迅速なプログラミングにより、様々なアプリケーションをサポートします。これにより、様々な角度の面取り部や複数のサイズの皿穴を加工することができます。
TruLaser 1000シリーズは様々な組み合わせで利用可能です: 加工したいものに応じて、様々な機械形式やレーザ出力をご用意しています。TRUMPF機械を使用すれば、高いレーザ出力であってもフル活用することができます。当社のレーザは、高い送り速度を得られるだけでなく、出力が完全に材料に届くようになっています。これにより、当社のレーザで極めて生産的に加工品の処理をすることができます。さらに、上流と下流のプロセスを最適化したいとお望みですか?自動化のためにも、様々なオプションをご用意しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。
自律性
大抵の場合、マイクロジョイントは不要です。これにより手間のかかる後処理を省略できます。また、傾倒することがないため、部品の自動アンローディングも可能になります。
カメラシステムは配置された材料の位置を正確に特定し、すでに切断されたパーツの高精度な追処理を可能にします。この時DetextLineは焦点位置を自動調節します。
品質

BrightLine fiberにより、固体レーザでどのような板厚範囲でも高品質の切断結果をもたらします。その上、薄板加工における固体レーザのメリット全て、特に高速加工を実現できます。

PierceLineにより、ピアシング工程が監視及び制御されます。この機能は材料と機械の両方を保護し、パーツ品質を向上させ、ピアシング時間を最大80%まで短縮します。

切断パッケージGasmixでは、パーツ品質を最適化するために切断データを提供します。窒素と酸素による混合ガスと出力の高いレーザを組み合わせて使用すると、軟鋼やアルミニウムのパーツ品質を向上させることができます。材質、材料合金、材料品質によっては、レーザ切断パーツのバリを低減することができます。
生産性

迅速かつ経済的でありながら高品質を維持: Highspeedでは、固体レーザでの窒素切断がこれまでにない速度で実現します。そのため、板厚が中程度か厚い軟鋼/ステンレススチール板金でのシート処理量をほぼ倍増させることができます。フィード速度でも倍増が可能です。また特別なノズルデザインにより不活性ガス消費量が最大40 %低下し、鋭いエッジを持つコンタでのバリ形成さえも防止されます。
極めて迅速で経済的: このHighspeedプロセスでは、窒素切断での不活性ガス消費量が平均で60%低下します。これは特許取得済みのノズルデザインにより実現します。Highspeed Ecoでは、板厚が中程度か厚い軟鋼/ステンレススチール板金でのシート処理量をほぼ倍増させ、同時にフィード速度を最大70 %向上させることができます。その際に品質が低下することはありません。Highspeed Ecoでは鋭いエッジを持つコンタでのバリ形成さえも防止されます。それに加えて、このプロセスでは窒素による加工で対応できる板厚の範囲が拡大します。

自動ノズルチェンジャにより、機械を連続動作させることが可能になります。新しいプログラムのためにサイズの異なるノズルが必要な場合、チェンジャがこれを確実に自動交換するため、オペレータがノズル交換する必要はありません。
TruLaser 1030 fiberではシングルカッティングヘッド方式により、ボタンを押すだけであらゆる素材と板厚に対応することができます。焦点位置と焦点直径は材質と板厚に合わせて自動的に調整されます。
信頼性の高い加工
信頼できるマシン、スムーズな生産、高品質の仕上がり: TRUMPFとなら可能です。溶断やフレーム切断、複雑な用途や精緻なコンタ、又は厚板であっても、レーザー出力、機械設計とインテリジェントな機能が適切に組み合わされているため、最高品質のパーツが非常に短い加工時間で出来上がります。何十年にもわたる経験を持つ当社は、レーザやマシンの全製品を自社で製造しています。当社にとって一番大切なことは、お客様がTRUMPF製品で成功を収めることです。どのようなことでもぜひお気軽にお問い合わせください!

TruTops Boost
レーザ加工機、パンチ加工機及びパンチレーザ複合機を、オールインワン3DソリューションであるTruTops Boostでインテリジェントに設計し、プログラミングすることができます。多数の自動機構により時間のかかるルーティン作業が不要になり、ネスティングの共同利用により時間と材料が節約されます。それに加えて、全生産ジョブとジョブに基づいた作業を常に把握することができます。

ソフトウェア
幅広いTruTopsソフトウェアポートフォリオは、製造プロセス全体を通してお客様をサポートします。受注や購買の管理から完成品の出荷に至るまで、業務プロセスを簡単かつ的確に制御できます。また機械コントローラと直接リンクされているため、ジョブステータスを常に把握することができます。

ローディング
少ない人員で、プロセスの安全性を確保しながらの自動かつ迅速にロード: 汎用ローディングユニットLoadMasterならそれが可能です。

ロード及びアンロード
小型のLiftMaster Compactは、材料のロード及びアンロードを極めて高速に完全自動で行います。LiftMaster Linear Basicには、複数の機械を接続することができます。

ローディング、アンローディング、ソート及び補助パレット運転
LiftMasterは自動化ソリューションとして、幅広い機能をカバーしています。材料のローディング/アンローディングの他に、パレットハンドリングにも適しています。LiftMaster Store及びLiftMaster Store Linearは、設備を直接倉庫に接続します。LiftMaster Linearはリニア軸を介してシートの自動ローディング/アンローディングを行います。これは最大3台の機械及び最大6つのステーションで行われます。マテリアルバッファは、オートメーション世界へのスマートな参入をサポートします。
国によっては、この製品ラインナップと製品情報が異なる場合があります。技術、装備、価格及び提供アクセサリーは変更されることがあります。 現地担当者に問い合わせて、国内で製品を入手できるかどうかを確認してください。