切断プロセスBrightLineは、革新的なコンポーネントと流動性を最適化したノズルによる相互作用を利用し、厚いステンレススチールのカッティングを最高品質で実現します。ここでBrightLineによる溶断は、鏡のように映し出すことができる最高品質の切断エッジを実現します。
CO2レーザによる最高品質
高い性能と比類のない切断品質の統合: TruLaser 3030とTruLaser 3040は、部品の品質とスループットタイムが特に重視である場合に最適なレーザ切断機です。TRUMPF製のCO2レーザTruFlowでは、鏡のように滑らかな切断エッジを得ることができるため、殆どの場合後加工が不要となります。例えば、厚いステンレススチールの場合でも部品にバリはありません。コンパクトなマシン寸法と簡単な操作コンセプトにより、マシンはお客様の生産現場にも適合します。高度な要件をお持ちですか?TruLaser 3030とTruLaser 3040ならご要件にお応えできます。
CO2レーザTruFlowにより、微細なバリのない最高の切断品質を得ることができます。
BrightLineは、ステンレススチールで鏡のように滑らかな切断エッジを実現します。
レイアウトはご要望に応じて縦設置または省スペースの横設置を自由に選択できます。
追加モジュールのRotoLasによりレーザ平床式機械でパイプを加工が可能です。
CoolLine機能により、軟鋼の厚板にも小穴を形成することができます。
ドロップ&カットにより、プログラムされたパーツを残材にバーチャルネスティングし追加工できます。

薄いステンレススチール
ステンレススチールの薄板は、TruLaser 3030 / 3040により精緻なコンタでも完璧な品質を達成: バリのないエッジは後処理不要です。

CoolLineによる厚い軟鋼のカッティング
CoolLineによるプロセスでは、レーザカッティング中に霧状の水を吹きかけて周辺の材料を冷却します。細かいジオメトリが可能となり、になり、軟鋼の厚板で安定した切断を実現します。

RotoLasによるパイプ加工
RotoLasにより、パイプを最適な品質で加工することができます。
TruLaser 3030
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TruLaser 3040
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寸法 | ||
長さ | 9300 mm | 12000 mm |
幅 | 4700 mm | 5300 mm |
高さ | 2200 mm | 2200 mm |
重量 | ||
ベーシックマシンの重量 | 10400 kg | 15000 kg |
最高速度 | ||
同時 | 140 m/min | 140 m/min |
作業範囲 | ||
X軸 | 3000 mm | 4000 mm |
Y軸 | 1500 mm | 2000 mm |
大荷重用パレットチェンジャー非装備時の最大加工品重量 | 900 kg | 1700 kg |
レーザー固有のデータ - TruFlow 2700 | ||
軟鋼最大板厚 | - | 20 mm |
ステンレススチール最大板厚 | - | 12.7 mm |
アルミニウム最大板厚 | - | 8 mm |
レーザー固有のデータ - TruFlow 4000 | ||
最大レーザ出力 | 4000 W | 4000 W |
軟鋼最大板厚 | 20 mm | 20 mm |
ステンレススチール最大板厚 | 15 mm | 15 mm |
アルミニウム最大板厚 | 10 mm | 10 mm |
レーザー固有のデータ - TruFlow 5000 | ||
最大レーザ出力 | 5000 W | 5000 W |
軟鋼最大板厚 | 25 mm | 25 mm |
ステンレススチール最大板厚 | 20 mm | 20 mm |
アルミニウム最大板厚 | 12.7 mm | 12.7 mm |
レーザー固有のデータ - TruFlow 6000 | ||
最大レーザ出力 | 6000 W | 6000 W |
軟鋼最大板厚 | 25 mm | 25 mm |
ステンレススチール最大板厚 | 25 mm | 25 mm |
アルミニウム最大板厚 | 16 mm | 16 mm |
消費値 | ||
生産時の電力消費量平均 - TruFlow 3200 | 29 kW | 29 kW |
生産時の電力消費量平均 - TruFlow 4000 | 31 kW | 31 kW |
生産時の電力消費量平均 - TruFlow 5000 | 35 kW | 35 kW |
生産時の電力消費量平均 - TruFlow 6000 | 38 kW | 38 kW |
ダウンロード形式で用意された全製品バリエーションの技術データ。
優れた生産性と最高品質: 高性能な機能により、最高の加工結果が保証されます。
品質

TruFlowシリーズのTRUMPF CO2レーザは産業界で長年にわたり使用され続けています。スクエア構造になっているため、共振器は機械的に堅牢で耐熱性に優れています: 磨耗はほんのわずかであることから、レーザの性能は長年にわたり維持されます。レーザ光は、統合・カプセル化されたビームガイダンスにより最適に成形されています。

BrightLineは完璧なカッティングを実現します。特殊な切断データ及び切断ガスの流動性が適合されたBrightLineノズルにより、切断エッジの品質が大幅に向上します。このプロセスは、厚いステンレススチールでもその威力を発揮します。BrightLineによる溶断では、鏡のように映し出すことができるエッジを実現できます。後処理は不要です。

軟鋼はレーザカッティング中に材料が熱を持ち、切断不良になることがあります。CoolLineを使用すれば、このような問題は生じません。加工中に特殊なノズルの付いたカッティングヘッドが、ワークピース状のレーザビームの周囲に霧状の水を吹きかけます。水の蒸発エネルギーは、レーザビーム周辺の材料を冷却する働きをします。CoolLineにより細かい形状が可能になり、軟鋼の厚板において安定した切断を実現します。

PierceLineは、ピアシング工程の監視及び制御を行います。この機能は材料と機械の両方を保護し、パーツ品質を向上させ、ピアシング時間を最大80%まで短縮します。
加工安全性 & 使いやすい操作
カッティングヘッドの衝突防止は最高のプロセス安全性を保証します。機械性能の向上によりダウンタイムを短くすることができます。衝突が生じた場合は、カッティングヘッドの損傷が回避されます。
AjustLineでは、様々な材質の材料に合わせて切断プロセスを容易にカスタマイズすることができます。この機能は、特に低品質な材料の切断におけるプロセス安全性を向上させます。つまり、材料コストを低く保ったまま、残材部分も減少させることができるということです。オペレータはAjustLineをいつでもオンまたはオフにすることができます。その際プログラミングは不要です。

多くのTRUMPFマシンでは、独自のソフトウェアラインナップへの完全な統合が問題なく簡単に実現します。Oseonへの統合やモニタリング・分析ツールとのリンクなど、どの組み合わせにも適切なソリューションが用意されています。OPC UA規格に基づいている当社のインターフェースで、サードパーティのソフトウェアシステムとのリンクも可能です。
プロセスの安全性&簡単な操作
Cutting Guideは様々な切断不良の原因究明をサポートします。マシンを最適に調整するためのチェック機能を備えています。
Dot Matrix Code機能では、標準化された産業バーコードを迅速にマーキングすることが可能になります。レーザ平床式機械は、数秒以内に点状の2Dコード (DataMatrix) をパーツにマーキングします。このコードにはプロセスチェーンの情報が含まれています。このコードは後続の機械で適切なプログラムを呼び出すために使用されます。
MobileControl Appは、標準操作パネルのユーザインタフェースを、お使いのタブレットのタッチスクリーンに転送するため、いつでも簡単かつフレキシブルに機械の操作や制御を行うことができます。例えば他の作業を行っている時にタブレットでマシンの加工状況を確認したり、プログラム読込を行ったりすることができます。
ドロップ&カットによる残りのシートの簡単で直観的かつ効率的な活用。カメラにより、機械室のライブ画像がユーザインタフェースに直接表示されます。多くの製品図形データを残りのシート上に自由に配置することができます。これにより、個々の製品のポスト生産時間を大幅に節約できます。シートの調整、シート位置測定、原点移動など手間のかかるプロセスステップは省略されます。
フレキシビリティー
オプション機RotoLasを使用すれば、2Dレーザ切断機でパイプも加工することができます。極めて短時間で、2D加工用からパイプ加工用に機械の装備変更を行うことができます。フレキシブルなサポート面システムにより、様々なパイプが安全にガイドされるため、外径最大370 ㎜のXXLサイズのパイプ加工が可能になります。
自律性
大抵の場合、マイクロジョイントは不要です。これにより手間のかかる後処理を省略できます。また、傾倒することがないため、部品の自動アンローディングも可能になります。
カメラシステムは配置されたシートの位置を正確に特定し、すでに切断されたパーツの高精度な後処理を可能にします。この時DetectLineは、焦点調整用くし型構造を自動測定し、焦点位置を調節します。
LensLine機能は、運転中にレンズの消耗状態を監視し、レンズの清掃や交換が必要になると通知します。このため完璧に調整された清掃サイクルに任せることができ、これによりレンズの寿命も向上します。必要に応じたレンズ清掃により40 %以上時間を節約でき、消費コストも節減できます。RFIDレンズ (「Radio Frequency Identification = 無線チップ) は、個々のレンズに対して最適な焦点距離を適用し、正確な装着位置でのみレンズが使用されるよう保証します。

TruTops Boost
レーザ加工機、パンチ加工機及びパンチレーザ複合機を、オールインワン3DソリューションであるTruTops Boostでインテリジェントに設計し、プログラミングすることができます。多数の自動機構により時間のかかるルーティン作業が不要になり、ネスティングの共同利用により時間と材料が節約されます。それに加えて、全生産ジョブとジョブに基づいた作業を常に把握することができます。

TruTops Monitor
停止時間が短縮されます。製造現場の全ワークステーションでの停止、エラーメッセージ、異常原因及びメンテナンス時間などの機械データが集計されて分析されます。停止又は異常が発生した場合には、TruTops Monitorから原因に関する情報が即座に提供されるため、オペレータは素早く対応することができます。

ソフトウェア
顧客の問い合わせから製造された部品の納品に至るまで、TRUMPFのソフトウェアポートフォリオは製造プロセス全体を最適化します。TRUMPFは、ソフトウェアとマシン、サービスをインテリジェントに組み合わせ、顧客のスマートファクトリーのためにインダストリー4.0ソリューションをカスタマイズします。
当社の総合的なモジュールからお客様のニーズに合わせた自動化構成部品を選択していただけます。半自動ロードからストッカー接続された完全自動の加工セルに至るまで、TRUMPFではお客様のプロセスチェーンを最適化するソリューションを提供しています。

ローディング
自動化コンポーネントの導入: LoadMasterでは、機械に材料が自動的にロードされます。

ロード及びアンロード
小型のLiftMaster Compactは、材料のロード及びアンロードを極めて高速に完全自動で行います。LiftMaster Linear Basicでは、複数の機械を接続することが可能になります。

ロード及びアンロード / パーツの仕分け
LiftMasterは自動化ソリューションとして、幅広い機能をカバーしています。材料のロード及びアンロードの他、パレットハンドリングや加工製品排出にも適しています。LiftMaster Store及びLiftMaster Store Linearは、設備を直接倉庫に接続します。SortMasterは、完全自動で完成品を仕分けします。

補助パレット運転
材料倉庫があれば昼夜の生産能力が拡大します: 自動ローディング及びアンローディングを簡単に行うことができます。

ストレージシステム
TruStore 1000シリーズ及びTruStore 3000シリーズのストレージシステムにより、材料の取扱を需要に応じて管理できます。
国によっては、この製品ラインナップと製品情報が異なる場合があります。技術、装備、価格及び提供アクセサリーは変更されることがあります。 現地担当者に問い合わせて、国内で製品を入手できるかどうかを確認してください。