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TRUMPF 2021/22年度

決算期を迎えた2021/22年度には世界中で困難な課題が数多くありましたが、TRUMPFは高い業績を上げることができました。部品の供給不足、価格の上昇、急速な技術転換、ロシアによるウクライナ侵攻など、数多くの社会環境条件が重なり、TRUMPFの全従業員が多大な努力を払う必要に迫られました。総じて見ると、当社製品に対する需要が非常に高まり、受注金額が過去最高の56億ユーロ(前年度39億ユーロ)に達したことが功を奏しました。これは42 %増に相当します。売上高は42億ユーロ(前年度35億ユーロ)に伸び、収益率は前年度を上回る11.1 %(前年度10.5 %)を記録しました。

先駆者精神

Quote

"当社では、技術面でも文化面でも先頭に立つことをかねてより社是としていましたが、昨今の社会や経済の大きな変化を受けて、その思いをさらに強めています。"

ニコラ・ライビンガー = カミュラー博士
TRUMPFグループCEO

未知の世界に飛び込み続ける

人生には先駆者精神を発揮して、思い切って未知の世界に飛び込まなければならないときがあります(ドイツ語の諺では「冷水に飛び込む」と表現)。今年度の年次報告書の表紙に写っているペンギンは、整然と列を成して南極の流氷の上を勇敢に歩き回り、アルゼンチンと南極の間に広がる極寒の南大西洋に命の危険も顧みず勢いよく飛び込んでいきます。ブラジル生まれ、フランス在住の報道写真家サルガドは、影響力の大きい非常に印象的な写真を撮影していますが、その内の1枚が「ヒゲペンギン。サウスサンドウィッチ諸島」と名付けられたこの感動的な写真です。 先頭に立って勇敢に行動し、周囲に刺激を与える。サルガドがこの写真で伝えようとしているメッセージは、常に前を見続けてきた企業としてのTRUMPFにも当てはまります。

The future is near!

粘り強く継続することで、影響力の大きいテクノロジを生み出すことができます。当社の3話の未来のストーリーも、そのことを物語っています。例えばTRUMPFのレーザは、電気自動車のバッテリー技術での更なる安全性向上に貢献しています。また、当社のエレクトロニクス製品は癌治療に役立っているほか、将来的には放射性廃棄物の削減にも寄与する可能性があります。そして、新種の量子チップが完成すれば、産業用メインフレームの処理能力が間もなく大幅に高まるはずです。

デジタルネットワークで結ばれたレーザは、バッテリーの連続生産に不可欠です。新しいアプリケーションが考案される度に、生産プロセスをカスタマイズしています。

フィリップ・シャイブレ
主任アプリケーションエンジニアとしてレーザ溶接を担当し、安全なバッテリーの実現を可能にしています。

ちょうど今、一品受注生産から大量生産に転換する上での重大な局面を迎えています。

マークス・ラウ
インダストリーマネージャーとして、癌治療に向けた粒子加速器の普及を推進しています。

私たちはここで、新しい自動車を製造するような既存のプロセスではなく、前人未踏のテーマに取り組んでいます。

ヴィクトル・ブラーシュ
彼が物理学者として取り組んでいる量子コンピューターチップは、メインフレームで室温で使用されるようになる可能性があります。

業績

売上高
(百万ユーロ)
受注
(百万ユーロ)
R&D費比率
(パーセント)
税引前利益
(百万ユーロ)
従業員(2022年6月30日現在)
(人数)

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プレス連絡先

Dr. Andreas Möller, Leiter Unternehmenskommunikation und Politik, TRUMPF
Dr. Andreas Möller
企業広報/ポリシー/ブランド責任者
Marleen Kledig
企業広報/ポリシー/ブランドアシスタント
Fax +49 7156 303930408