TruMark 5000シリーズには、特別に堅牢なファイバ保護チューブに加え、機械式シャッターも装備されています。これにより2つのマーキングプロセスの間でレーザ光線が漏れることを防止します。統合された出力測定及びパワーキャリブレーションによりレーザ出力を監視することができます。
高速マーキング
ファイバレーザをベースとするTruMark 5000シリーズは、高出力、高周波数、可変パルス幅によりこれらの最適な組合せを実現します。この高出力マーキングレーザは、高出力で短いサイクル時間が要求されるアプリケーション向けに設計されています。TruMark 5000シリーズは、特にディープエングレービングやアニーリング、マイクロストラクチャリングの特殊アプリケーションにおいて最善の選択です。部品の種類が切り換わる場合も、ボタンひとつで加工することができます。
高い平均出力と高いパルス周波数による短いプロセス時間
出力は全周波数範囲で安定しており、必要に応じて出力を増やすこともできます。
アプリケーションに応じてパルス幅を設定し、品質および生産性を決めます。
モジュール式構造およびプラグ&プロデュース接続により、迅速かつ簡単に統合可能です。
可変ビーム拡大により、焦点位置を素早く移動させることができます。
TruMark 5020 製品を比較 |
TruMark 5040 製品を比較 |
TruMark 5050 製品を比較 |
TruMark 5070 製品を比較 | |
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レーザーパラメータ | ||||
ビーム品質 (M²) | < 2 | < 3.7 | ≤ 1.6 | < 3.7 |
波長 | 1062 nm ± 3 nm | 1062 nm ± 3 nm | 1062 nm ± 3 nm | 1062 nm ± 3 nm |
パルス繰り返し周波数 | CW、CWM、 1 kHz - 1000 kHz | CW、CWM、 1 kHz - 1000 kHz | CW、CWM、 1 kHz - 1000 kHz | CW、CWM、 1 kHz - 1000 kHz |
最小焦点直径 | 41 μm 焦点距離が100 mmの場合 | 70 μm 焦点距離が100 mmの場合 | 36 μm 焦点距離が100 mmの場合 | 70 μm 焦点距離が100 mmの場合 |
最大内部焦点位置調節 | ± 60 mm 焦点距離が420 mmの場合 | ± 60 mm 焦点距離が420 mmの場合 | ± 60 mm 焦点距離が420 mmの場合 | ± 60 mm 焦点距離が420 mmの場合 |
最大レタリングフィールド | 290 mm x 290 mm 焦点距離が420 mmの場合 | 290 mm x 290 mm 焦点距離が420 mmの場合 | 290 mm x 290 mm 焦点距離が420 mmの場合 | 290 mm x 290 mm 焦点距離が420 mmの場合 |
構成 | ||||
Abmessungen Laserkopf (B x H x T) | 414 mm x 131 mm x 147 mm | 414 mm x 131 mm x 157 mm | 414 mm x 131 mm x 147 mm | 414 mm x 131 mm x 157 mm |
電源ユニット寸法 (幅 x 高 x 奥) | 445 mm x 550 mm x 420 mm | 445 mm x 550 mm x 420 mm | 445 mm x 550 mm x 420 mm | 445 mm x 550 mm x 420 mm |
設置状況 | ||||
保護タイプ | IP54 | IP54 | IP54 | IP54 |
周辺温度 | 15 °C - 40 °C | 15 °C - 40 °C | 15 °C - 40 °C | 15 °C - 35 °C |
TruMark 5020
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TruMark 5040
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TruMark 5050
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TruMark 5070
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レーザーパラメータ | ||||
ビーム品質 (M²) | < 2 | < 3.7 | ≤ 1.6 | < 3.7 |
波長 | 1062 nm ± 3 nm | 1062 nm ± 3 nm | 1062 nm ± 3 nm | 1062 nm ± 3 nm |
パルス繰り返し周波数 | CW、CWM、 1 kHz - 1000 kHz | CW、CWM、 1 kHz - 1000 kHz | CW、CWM、 1 kHz - 1000 kHz | CW、CWM、 1 kHz - 1000 kHz |
最小焦点直径 | 41 μm 焦点距離が100 mmの場合 | 70 μm 焦点距離が100 mmの場合 | 36 μm 焦点距離が100 mmの場合 | 70 μm 焦点距離が100 mmの場合 |
最大内部焦点位置調節 | ± 60 mm 焦点距離が420 mmの場合 | ± 60 mm 焦点距離が420 mmの場合 | ± 60 mm 焦点距離が420 mmの場合 | ± 60 mm 焦点距離が420 mmの場合 |
最大レタリングフィールド | 290 mm x 290 mm 焦点距離が420 mmの場合 | 290 mm x 290 mm 焦点距離が420 mmの場合 | 290 mm x 290 mm 焦点距離が420 mmの場合 | 290 mm x 290 mm 焦点距離が420 mmの場合 |
構成 | ||||
Abmessungen Laserkopf (B x H x T) | 414 mm x 131 mm x 147 mm | 414 mm x 131 mm x 157 mm | 414 mm x 131 mm x 147 mm | 414 mm x 131 mm x 157 mm |
電源ユニット寸法 (幅 x 高 x 奥) | 445 mm x 550 mm x 420 mm | 445 mm x 550 mm x 420 mm | 445 mm x 550 mm x 420 mm | 445 mm x 550 mm x 420 mm |
設置状況 | ||||
保護タイプ | IP54 | IP54 | IP54 | IP54 |
周辺温度 | 15 °C - 40 °C | 15 °C - 40 °C | 15 °C - 40 °C | 15 °C - 35 °C |
ダウンロード形式で用意された全製品バリエーションの技術データ。

TruTops Mark
マーキング用ソフトウェアTruTops Markにより、TruMarkマーキングレーザでのマーキングを非常に簡単に行うことができます。TruTops Markのプログラムには、マーキング用ソフトウェア、CADエディタ、レーザパラメータとインタフェースの管理、QuickFlowによるシーケンスプログラミング及び診断ツールが含まれています。直観的なユーザインタフェースから全ての機能を操作することができます。CADエディタでは、図形要素を簡単に描画及び配置することができます。レーザパラメータのデータベースからは、最適なパラメータを繰り返し使用することができます。QuickFlowのシーケンスプログラミングで「ピック・アンド・ドロップ」プログラムを作成すれば、最初から最後までマーキングサイクル全体を制御することができます。診断ツールは、センサーにより検出されたアナログ測定値の可視化と分析を行います。
TruMark 5000シリーズ向けに用意されているその他のオプションにより、生産プロセスの最適化が実現し、使いやすさが向上します。
操作パッケージにはモニターとマウス付きキーボードが含まれます。これらはレーザマーキングの要件に合わせて最適に設計されています。

パイロットレーザでは、マーク内容をレーザダイオードを介して赤色可視光でシミュレートすることができます。これによりマーキング結果の様子を前もって把握し、より簡単に部品をマーキングフィールドに配置することができるようになります。

フォーカスファインダは、各アプリケーションに合わせて正確な作業距離を手動設定する際の視覚的なサポートとなります。これは様々な結像光学系で使用することができます。

異常時にはTRUMPFのサービスエキスパートが、確実なリモート接続を介してレーザ装置に主体的に手を加えます。多くの場合、こうして異常を直接解決するか、スペアパーツが届くまで生産を継続できるようにレーザ装置の構成を変更します。
レーザの機械または生産ラインへ簡単に統合できるかどうかは、インタフェース次第であると言えます。TruMark 5000シリーズのレーザは、ProfiBus/PROFINET/EtherCATネットワークに接続し、それらを介して制御することができます。さらに外部装置の接続やお客様側の自動化技術の統合も可能です。インタフェース拡張IOEにより、外部機器の接続ならびに自動化技術へのレーザ統合を目的として、追加のデジタル入力と出力それぞれ16点、デジタル高速入力と出力をそれぞれ8点を使用できます。
TruMarkシリーズの全波長用に、焦点距離の異なる多数の結像光学系が用意されています。各アプリケーションに応じて、波長と焦点サイズの最適な組み合わせを選択することができます。
加工品サイズやアプリケーションの複雑さに応じて、ワークステーションポートフォリオから正しいバリエーションを選択することができます。その中には、非常に大型の部品用の小さくコンパクトなマーキングステーションや設備も含まれています。その他にも、自動化に関する様々なオプションを使用することができます。
国によっては、この製品ラインナップと製品情報が異なる場合があります。技術、装備、価格及び提供アクセサリーは変更されることがあります。 現地担当者に問い合わせて、国内で製品を入手できるかどうかを確認してください。