超短レーザーパルスが持ち味のTruMicro Markは、高品質UDIコードのマーキングに理想的です。ブラックマーキングプロセスで生み出されるコードは耐腐食性に優れているほか、手術室の照度が低い条件下でも読み取り可能です。
超短パルスでのマーク向けのコンプリートソリューション
超短パルスによるレーザマーキング用のマーキングユニットをお探しですか?そうであればTruMicro Mark 2000は理想的な選択肢です。これは、超短パルスレーザーをマーキングステーションに搭載した初のターンキーコンプリートソリューションであり、レーザーの他にスキャナー、冷却機、ソフトウェアと画像処理も含まれています。このシステムの優れた点として、レーザー出力制御で実現する最大限のプロセス安定性と、個々のパルスでのパルスエネルギー監視が挙げられます。柔軟性の高いマルチパルスモードはパルス数とパルス間隔を任意に設定することができ、パルス数及びパルス間隔を個別にカスタマイズすることができます。そのためTruMicro Mark 2000は、非熱加工の分野でその他のアプリケーションにも使用可能です。
極めて高いパルスピーク出力とピコ/フェムト秒レベルの超短レーザーパルスで、耐腐食性に優れた漆黒のマーキングを施すことができます。
TruMicro Mark 2000を使用すれば、インプラント及び手術用具に耐腐食性の印字を施すことができます。超短パルス技術が採用されているため、マーキングが困難なUHMWPEなどの医療用プラスチックでもマーキング可能です。
超高速変調器が、指令値通りの出力及びパルスエネルギーを発振します。
完璧な精度を実現する高品質ビーム
ポリマー層を変質させることなく、クロムめっき仕上げのプラスチックにマーキングできます。
超短パルスにより、高反射材の表面にもマーキングできます。

TruTops Mark
マーキング用ソフトウェアTruTops Markは、TruMicro Markでのマーキングを最大限に簡易化します。TruTops Markのプログラムには、マーキング用ソフトウェア、CADエディタ、レーザパラメータとインタフェースの管理、QuickFlowによるシーケンスプログラミング及び診断ツールが含まれています。直観的なユーザインタフェースから全ての機能を操作することができます。CADエディタでは、図形要素を簡単に描画及び配置することができます。レーザパラメータのデータベースからは、最適なパラメータを繰り返し使用することができます。QuickFlowのシーケンスプログラミングで「ピック・アンド・ドロップ」プログラムを作成すれば、最初から最後までマーキングサイクル全体を制御することができます。診断ツールは、センサーにより検出されたアナログ測定値の可視化と分析を行います。
便利な追加オプションを使用することで、TruMicro Markでの作業における効率とプロセスの安全性が更に向上します。

パイロットレーザでは、マーク内容をレーザダイオードを介して赤色可視光でシミュレートすることができます。これにより前もってマーキング結果をイメージでき、より簡単に部品をマーキングフィールドに配置することができるようになります。

画像処理システムVisionLine 3を利用すれば、生産での品質保証が高まります。モジュール構造になっているため、部品を検知して位置を修正する場合でも、Data Matrix Codeを読み取って評価する場合でも、それぞれのプロセスに適したソリューションが常に提供されます。

既存の生産プロセスに完全に統合することで、メリットが得られます。TruTops Mark – モジュールインターフェースのソフトウェアソリューションを利用すれば、マーキングレーザーシステムを外部周辺機器又は既存のデータベースと接続して、生産に関連するデータの読み取りと再書き込みを行うことができます。

TruMicroレーザを機械または生産ラインに統合する際には、インタフェースが大きな役割を果たします。そのためTRUMPF固体レーザでは、あらゆる一般的なフィールドバスシステムに対応するインタフェースを提供しています。

異常時にはTRUMPFのサービスエキスパートが、リモート接続を介して、レーザー装置を診断します。多くの場合、こうして異常を直接解決するか、スペアパーツが届くまで生産を継続できるようにレーザ装置の構成を変更します。
加工品サイズやアプリケーションの複雑さに応じて、ワークステーションポートフォリオから正しいバリエーションを選択することができます。これは小さくてコンパクトなマーキングステーションや特別大きな部品用のシステムも含みます。その他にも、自動化に関する様々なオプションを使用することができます。
国によっては、この製品ラインナップと製品情報が異なる場合があります。技術、装備、価格及び提供アクセサリーは変更されることがあります。 現地担当者に問い合わせて、国内で製品を入手できるかどうかを確認してください。