シダ・ハンは2015年末、修士課程修了直後にTRUMPF Chinaに入社しました。まずは経営幹部のアシスタントとして勤務し、2年後に生産ソリューションであるスマートファクトリーのプロダクトマネージャーに昇格しました。自動化された高度な生産ソリューションに対する関心の高まりは中国でもとどまる所を知らず、まさにこの点にシダ・ハンは着目しています。中国のトップ企業に対するコンサルティング活動を行い、カスタマイズしたスマートファクトリーソリューションを考案し、多種多様な自動化プロジェクトに参画しています。「限界を乗り越えて潜在能力を最大限に活用するプロセスでお客様を支援できることに、 大きなやりがいを感じています」とシダ・ハンは語っています。
お客様にデジタル転換の魅力を勇敢に説く
シダ・ハンは日々の仕事で最も困難な課題は、との質問に対して、 お客様に急進的な部分を含むコンセプトの魅力を説くこと、と答えています。そしてその理由は、多くのお客様はこれまで通用してきた生産体制を手放そうとしないからであると付け加えています。そのため、デジタル時代に進む道を選択し、その投資の利点を見分けるようにお客様を説得するには、大きな忍耐と勇気が必要であるとのことです。そこでシダ・ハンはドイツへの見学ツアーを定期的に企画して、TRUMPFの主要生産拠点やディッツィンゲンのスマートファクトリーフォーラムをお客様に紹介しています。それにより、持続的なパートナーとしてのTRUMPFに対する信頼をお客様から得ています。「お客様が思い切って第一歩を踏み出して、将来いかに大きな成功が可能であるかを理解してくださったときに、自分の仕事で一番やりがいを感じます」とシダ・ハンは述べています。
成功の秘訣は信頼に満ちたコミュニケーション
「仕事では大きな自由裁量を与えられています。それがなければ、お客様に最善のサポートを提供することはできません」とシダ・ハンは述べています。彼のチームでは良い雰囲気の中で、オープンで先入観にとらわれない意見交換が行われているとのことですが、 プロジェクトを成功に導くための最も大きな鍵はコミュニケーションであるとコメントしています。そして、既にプロジェクト開始時に、同じ目線に立った信頼に満ちた議論を通して問題を排除することを心掛けており、 それを実現するために、中国とドイツの両国で同僚ともお客様とも徹底的な意見交換を行っている、と続けています。「私は問題を見る代わりに、解決策を見つけるのが得意です」とシダ・ハンは自信を見せています。
