解決策
3DソフトウェアProgramming Tubeでは、プロセスが自動化されるため、パイプ切断装置のプログラミングが多くの面で簡単かつ確実になります。以前であれば、プログラマーが例えばタップ加工をプログラミングする際は、ひとつひとつに関してマウスをクリックしながら穴を設定して、それに合うツールコンビネーションを選択しなければなりませんでした。そして、適切な加工順序を設定して、衝突を防止することが求められていました。ですが、新型ソフトウェアProgramming Tubeは、タップ加工パラメーターに基づいて、必要な全ツールと加工順序を含むNCプログラムを自動的に作成します。
また、Tube Design、Programming Tubeとマシンでの加工の連携も完璧に行われるようになっています。Tube Designでの3D CAD設計に基づいて、Programming TubeがNCプログラムを自動的に作成します。そして、マシンでの加工の99パーセントが作業員の介入なしで進行します。万が一設計に変更を加えることが必要になった場合は、Programming Tubeによって自動的に行われます。
Programming Tubeは、操作の快適性に関しても新しい基準を打ち立てています。プログラマーは直接編集してオブジェクトを希望の位置に移動して、自動シミュレーションを行って、加工がエラーなしで進行することを確認することができます。データや曲線半径が不適切な場合は、このプログラムによって修正されます。また、数回クリックするだけで、ポジショニングエイドやを折り曲げ結合を挿入することも可能になっています。ヤネツキ・チームリーダーはこう述べています。「加工順序の自動指定、ローディング・アンローディングストラテジーの改善、特殊プロファイルの簡単なプログラミングが、この新型ソフトウェアの画期的なポイントです。取り扱っている部品ほぼすべてのプログラミングを迅速かつ確実に行うことができるため、マシンでの加工がエラーなしで進行するようになっています。」
実行
「テスト期間中、TRUMPFのソフトウェア開発担当者と密接に連絡を取り合いました」とヤネツキ・チームリーダーは語り、次のように付け加えています。「TRUMPFにとって、当社の日常作業現場から上がってきた意見や情報は重要でしたから、テスト期間は誰にとってもメリットのある学習機会だったと思っています。期間を通してソフトウェアに変更が加えられ、どんどん良くなっていったのを見て、やりがいを感じました。」