解決策
TRUMPFの曲げ加工自動化コンポーネントFlex Cellを装備すれば、TruBend 7050が簡単に曲げセルに生まれ変わります。「これまで、どちらのFlex Cellも稼働中に連結解除したことはありませんが、装置を引き続き手動でも使用できることが分かっているだけで、安心感が得られています」とゲアハルト・シュタインフーバー取締役が述べた後に、弟のフェルディナンド・シュタインフーバー取締役は次のように付け加えています。「トレーニング中に、曲げ加工自動化コンポーネントを一度連結解除しました。手間はほとんど掛からず、わずか25分で連結解除し、移動し、再び連結して校正することができました。」 この極めて高い柔軟性、高い生産性と加工品質に、両取締役は満足しています。「コストパフォーマンスに関して、Flex Cellは理想的なソリューションです」とゲアハルト・シュタインフーバー取締役は総括しています。
実行
最初のステップとして、両取締役は既存のTruBend 7050曲げ加工機1台にFlex Cellを装備しました。「この装置で、早くもトレーニングから2週間後に生産を開始することができました」とゲアハルト・シュタインフーバー取締役は語って、更に付け加えています。「加工品質は完璧で、まだすべての機能を最大限に活用していたわけではなかったにもかかわらず、生産性が大幅に高まりました。当然のことながら、これは納期に良い影響を及ぼしました。」これに満足した両取締役は、数週間後にTruBend 7050をFlex Cellも含めてもう1台注文したのです。
「プログラミングは最初はかなり困難でした」とゲアハルト・シュタインフーバー取締役は認めた上で、次のように続けています。「ですが、当社の素晴らしいチームは楽しみながら新しいことを試して、コツをすぐにつかんでくれたのです。」現在では、単純なパーツであれば1時間でプログラミングが完了するようになっています。 比較的複雑なパーツの場合は、マシンが使用可能になるまでそれより少し長く掛かることもありますが、稼働し始めればきちんと稼働し、夜間に無人稼働することも多くなってきています。
現在Steinhuberでは50種類以上のパーツを自動で曲げており、この数は増加傾向にあります。フェルディナンド・シュタインフーバー取締役はこう述べています。「操作には有資格者が必要ですが、その代わりに生産能力の増加にこれまでほど専門人材を回さなくても済むようになっています。 そしてこの人材を他の業務に投入できるようになっています。」
Flex Cellを導入したことで、Steinhuberでは自動曲げ加工を柔軟、簡単かつ迅速に開始できています。「連結そして連結解除できるこの自動化コンポーネントは柔軟に使用して、従業員を単調な作業から解放することができます。ロット数が比較的少ない連続生産が繰り返し発生する場合でも、セットアップの手間がわずかであるため、効率的に生産可能です」とゲアハルト・シュタインフーバー取締役がこのソリューションのメリットを総括した後に、フェルディナンド・シュタインフーバー取締役はこう付け加えています。「加工品質に感銘を受けています。ロボットはどのパーツも全く同じ位置で掴んで、ゲージに正確に配置しています。これは、非対称部品の場合に非常に重要です。」