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一歩先を行く

2015年、Ngo Sach Vinh氏がSao Viet Technology Mechanical Joint Stock Company(SAVIMEC)を設立しました。確固たる目標を掲げ、社のポートフォリオと従業員のノウハウを拡大しつつ、数年内にはベトナム有数の板金加工企業へと成長させました。競合他社と一線を画すために、同氏は当初から、最先端テクノロジに主眼を置き、高い生産性を誇るTRUMPFのマシンに設備投資しています。レーザパイプ切断に対してベトナムで高まる需要に応えるため、同氏が設備投資に選んだのはTruLaser Tube 5000 fiberでした。「この設備を導入することで、迅速かつ非常に高い品質で既存顧客の要求に応えられるだけでなく、当社ポートフォリオの拡充で新規顧客獲得にもつながりました」と、同氏は説明します。

Sao Viet Technology Mechanical Joint Stock Company(SAVIMEC)は、2015年に、Ngo Sach Vinh氏によって設立されました。そして数年の内に、同社は板金加工企業としてベトナム有数のサプライヤーへと成長しました。2017年には、ハノイ、クアンニン、ハイフォンが成す重要な経済三角地帯の中心に12,000平方メートルもある広大な製造拠点を建設し、Ngo Sach Vinh氏はSAVIMEC社の成長を示すマイルストーンを築きました。同氏は当初から、最先端テクノロジと最高の製造品質に主眼を置き、2018年には最初のTRUMPFマシンに設備投資しています。SAVIMEC社は、自動車、空調、通信、エレクトロニクスといった多岐にわたる業界の顧客に、自社製品・サービスを供給しています。2021年以降には、レーザパイプ切断も同社ポートフォリオに加わりました。SAVIMEC社はこうして、シートのプロセスチェーンに沿ったコンプリートサービスを顧客に提供しています。

業界
金属加工
従業員数
60
事業拠点
トゥーソン(ベトナム・バクニン省)
TRUMPF製品
  • TruLaser Tube 5000 fiber
  • TruBend Center 7030
  • TruLaser 5030 fiber
  • TruLaser 2030
  • TruPunch 2000
  • TruBend 5085
  • TruBend 7036
  • TruBend 1100
  • TruPunch 5000
アプリケーション
  • レーザ切断
  • 曲げ加工
  • パンチング
  • レーザパイプ加工

課題

ベトナムでは、グローバルに事業を展開する金属加工企業はまだ珍しい存在です。SAVIMEC社もその一社です。2015年に創業して以来、オーナー兼CEOのNgo Sach Vinh氏は確固たる目標を掲げ、社を最先端板金加工企業へと築きあげてきました。最新技術のノウハウ構築に加え、同氏はまた、TRUMPFのマシンポートフォリオも頼りにしています。「完璧な品質で優れた製品を提供できるようになりたい、その一心でした。そのためには、それを可能にする、生産性の高いマシンに投資する必要がありました」と、同氏は説明します。レーザパイプ切断に対してベトナムで高まる需要に応えるため、同氏はこれについてもTRUMPFをパートナーに選び、2021年にTruLaser Tube 5000 fiberに設備投資しました。  この自動化されたマシンで、同氏は既存の顧客にただサービスを提供するだけでなく、ポートフォリオの拡大により新規顧客獲得に結びつけたいと考えました。「特に重要視していたのは、生産性と加工品質でした」と、Ngo Sach Vinh氏は自身の決断を説明します。「そのうえ、厚みの異なる多種多様な素材を加工するために、フレキシブルに対応できるマシンでなければならないのです。」

TruLaser Tube 5000 fiberを使うことで、迅速かつ非常に高い品質で既存の顧客のご要望に応えられるだけでなく、新規顧客の獲得もできました。

Ngo Sach Vinh
SAVIMEC社オーナー兼CEO

解決策

スピード、精度、そして品質。Ngo Sach Vinh氏が重要視する要件です。TruLaser Tube 5000 fiberならそのすべてを満たせます。「ベトナムでレーザパイプ切断を提供できる製造受託企業はそうありません。ですから、高い生産性を誇るマシンを導入してすぐにも市場に参入する必要がありました」と、SAVIMEC社の社長を務める同氏は説明し、次のように続けました。「ラピッドカットオプションは同等のマシンでは不可能なフィード速度を実現するもので、これに私は浮き立ちました。特に板厚が薄いものを使用する場合に、生産性が大幅に向上します。」設備の高い自動化度も、同氏にとっては非常に重要な要素です。高い技能を持つ従業員はいますがそれでも、同氏は生産時の手作業をできる限り削減しようと努めています。「TruLaser Tube 5000 fiberのタッピングパッケージを使用することで、フルオートでねじを挿入できます。このおかげで、従業員が手作業でしている一部の加工ステップを省くことができます。そうしてほかの作業に時間を有効活用できるのです」とVinh氏は言います。SAVIMEC社は多岐にわたる素材を扱っているのに加え、様々なパイプの加工も行っています。Sach Vinh氏は次のように語ります。「当社では、各種直径の角パイプ、丸パイプ、楕円パイプの加工に対応しています。TruLaser Tube 5000 fiberのセルフセンタリング式コレットチャックにより、調整の必要なく加工を続けられます。センサー式監視装置が、マシン内でのパイプの正しいクランプ状態を確認しています。これにより、時間を短縮しつつ、当社のお客様が期待する高い加工精度を実現しています。」

 

実行

「TRUMPFのマシンをはじめて購入してからおよそ5年が経ちます。最先端のマシンにのみならず、エキスパートチームのノウハウや、素晴らしいサービスにも信頼を寄せています」と、Ngo Sach Vinh氏は語ります。そして、TRUMPFのベトナム支社の従業員から現場で直接そのすべてを得ています。「TruLaser Tube 5000 fiberを操作するために、当社従業員3名に研修を受けさせました」とSAVIMEC社社長を務める同氏は言い、次のように付け加えます。「経験豊富なTRUMPFのサービスエンジニアとソフトウェアトレーナーが当社生産工場で研修をしてくれました。これほど楽なことはありません。」

展望

納得の品質、生産性、信頼性であることが重要、とNgo Sach Vinh氏は理解しています。「それがあるからこその決定的な競争力です。マシンもそうですが、TRUMPFのパートナーがベトナムで提供してくれるアドバイスやサービス面のメリットも、この一歩先への拡大をサポートしてくれています」と、Ngo Sach Vinh氏は語ります。同氏は、生産工程のオートメーションと同期化にも全力で取り組みを続けています。そして、「SAVIMECをベトナム最大の製造受託企業へと成長させると共に、国際的な競争力をつけることを視野に入れています。その最初の一歩はすでに踏み出しており、現在では米国やヨーロッパにも製品を輸出しています」と、述べています。

製品に関する詳細情報

TruLaser Tube 5000 fiber
TruLaser Tube 5000 fiber

TruLaser Tube 5000 fiberほどに固体レーザの強みを活かした機械は過去に存在しません。このマシンでは、生産性が向上し、これまでよりも重いパイプの加工が可能になり、レーザパワーの上昇に伴って切断できる材料の厚さが増しています。そのほかにも、多種多様なパイプやプロファイルの加工に柔軟に対応できます。

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