TruMatic 6000

下降可能ダイにより、材料に傷を付けずにパンチング加工や成形加工を行うことができるようになります。位置決めの際には、希望に応じてダイを下降させることができます。これを行うとパンチングダイあるいは上昇させたフォーミングダイのどちらでも、シートがダイに接触しません。それにより下向きのフォーミングで、引っ掛かって動かなくなる危険が防止されます。

底面に傷を付けてはならないデリケートな材料では、ブラシテーブルに下降可能ダイを組み合わせて使用します。また塗装されるパーツも、この実用的なローラテーブル上で加工することができます。

スマートローディングはシートの方向と位置を機械に合わせる際のサポート機能を果たします。クランプがシートを最適な状態で把持していない場合には、クランプ内のセンサーがこれを検出します。この場合、機械テーブルがシートと共に移動します。

取り出す際に、製造済みパーツが予想に反してパーツフラップを通って落下しなければ、センサーがこれを検知し、機械によって補正されます。つまりパーツは取り外され、確実に取り出されます。

スマートパンチモニタリングはツール交換前に、実際にシートに穴が打ち抜かれたかどうかを点検します。それにより機械はパンチ破損の可能性を早期に検出し、この情報をオペレータに転送することができます。このため特に夜間 / 週末シフトでの不良品を回避することができます。

多くのTRUMPFマシンでは、独自のソフトウェアラインナップへの完全な統合が問題なく簡単に実現します。Oseonへの統合やモニタリング・分析ツールとのリンクなど、どの組み合わせにも適切なソリューションが用意されています。OPC UA規格に基づいている当社のインターフェースで、サードパーティのソフトウェアシステムとのリンクも可能です。

シートのパンチングでは、パンチング工程により加工品に圧力及び引張応力が掛かり、シートが変形する可能性があります。機械機能「フラットニングパンチ」とそれに付属するツールにより、既にパンチングの段階で凹凸を補正することができます。

TRUMPFのMobileControl Appを使用すると、標準操作パネルのユーザインタフェースが、お使いのタブレットのタッチスクリーンに転送されるため、いつでも簡単かつフレキシブルに機械の操作や制御を行うことができます。これにより据付型の操作パネルに加えてもう一つ、機械の監視及び制御を行う手段が増えることになります。

このマシンは、ラージ及びミディアムのフォーマットで提供されています。ラージフォーマットの仕様では、最大3050 x 1550 mmの作業範囲で加工することができます。このため大型パーツの加工も可能となり、さらに多くのパーツ形状に対応できるようになります。