巧みな設計でコンポーネントの経済性を向上。
お客様の製品に秘められているポテンシャルを引き出すには？パーツ設計に関する当社のワークショップとセミナーに参加すれば、この問いに対する回答を導き出すことができます。パーツの収益性向上、新製品生産、新技術導入などの目的を問わず、適切な専門知識があれば、パーツを上手に設計して、コストを削減することができます。経済的に設計された製品は効率的な製造の鍵になり、工程数や後処理を減らすことができます。ネットワーク化された製造への道も開けていきます。
部品を機能に合わせて設計することで、材料、工程とコストを削減することができます。
700種類以上のサンプルパーツと自社部品を題材にしてパーツ最適化の演習に取り組むことで、経済的なパーツ設計が可能になります。
設計ルールを習得して、独創的なアイディアや新しいソリューションを生み出すことも、実現可能性や経済性を見極める目を鍛えることも可能です。
板金材料とパイプの用途、設計方法と生産方法をテーマにしたトレーニングが1,000コース以上用意されています。
パーツを改善する際には、軽量化、費用削減や機能性向上などの観点があります。板金部品を入念に検討して設計することで、レーザーカッティング/パンチング/曲げマシンの性能を最大限に活用して、材料、費用と手間を削減することが可能になります。
従来の製法では、軸ストッパーは半製品と切削部品を溶接して生み出されます。この製法では作業工程が多いため、膨大な時間がかかると同時に、大量の費用も発生します。2つの板金部品から成る新設計を採用することで、パーツ数、接合工程と材料消費量が低下します。
... 全部品を寸法通りに切断。
… 接触面、長穴と段差。
… 部品の穴すべて。
… 4部品すべて。
… シートを任意の形状に切断し、穴開けを担当。
… ネジ切りの場合より高い強度が実現。
… 溶接に代わって部品を加工し、パーツ数の低減に貢献。
… 新設計の効果
レーザー溶接設備での生産費用は、従来の溶接の場合の何分の一にもなります。ただしそれを実現するには、適切なパーツを見極めて、そのパーツをレーザー溶接に合わせることが前提条件となります。当社では、それに必要なコツを設計と加工技術に関して提供しています。
制御盤などの電子コンポーネントの典型的なカバーには、隙間と歪みがないことが求められますが、従来のTIG溶接ではまさにそこが難点となります。なぜならば、TIG溶接では歪みが発生し、それを修正する必要があるからです。TIG溶接より入熱量が低く、歪みがほとんど発生しないレーザー溶接に適した設計を採用することで、シーム準備や修正などの複数の作業工程が不要になります。
… 角落としカットにも対応。
… 10か所の曲げ加工。
補助ワイヤと溶接シーム厚により、曲げ誤差が補正されます。
… 手作業。
… 1枚のシートから3つのパーツを切断。
… 8か所の曲げ加工。
… わずかな歪み、高い外観品質。
… レーザー溶接に適した設計の効果
レーザ溶接時に高品質を保証し、安全な加工に必要となるのが冶具です。ベテランの実務経験者の間でも、一枚の材料から 製作した冶具の方がフレキシブルで低価格であることは、あまり知られていません。さらに溶接時の製造公差も削減できます。作業を簡略化するには？
レーザー溶接用の従来の冶具は、多くの場合塊状の切削材料から生み出されます。シートを利用したクランプ冶具は、経済性の面で切削冶具に勝っていますが、その理由は、生産費用だけでなく重量も低下するためです。しかも追加機能の統合や熱放散の向上も可能です。
パイプとプロファイルは機械製造、プラント建設や家具業界など、あらゆる分野で使用されています。レーザーパイプ切断では作業工程が大幅に削減されるため、費用の節約につながります。レーザー切断パイプという成長市場の恩恵をぜひ確保してください。適切なコンサルティングを通して、その方法を正確に習得することができます。
従来の製法では、3個のパーツが個々の作業工程で相互に合わせられますが、これは時間がかかり搬送も複雑になります。巧みに設計することで、同じ形状と寸法を持つ2つの同一のパイプからアームを作り出すことが可能になります。両方の部品はパイプ切断レーザー加工機で相互に合わせられ、差し込まれます。
... 全部品を寸法通りに切断。
… 接触面、長穴と段差。
… 3部品すべて。
… 鋸切断/切削箇所。
… わずか1回のクランピングでコンポーネント全体を切断。
… と溶接で2つの単部品を接合。
… 巧みな差し込み構造の効果。
マシンの稼働率を高め、溶接製品を小ロットで経済的かつ高品質で製造したいとご希望なら、 これからは材料とレーザで切断したパイプを組み合わせて冶具を製造してみませんか。簡単かつ低コストで仕上げられます。
従来の冶具には多数の切削部分があり、多大な時間と費用がかかります。手間のかかるピンやネジの嵌め合いも必要です。またコンポーネントは横にして溶接しなければなりません。切削ブロックの代わりに、パイプを差し込む構造を使用します。メリット：パーツ数と手間の削減。垂直構造のため、手動アーク溶接やTruArc Weld 1000 などを使った自動アーク溶接では、冶具へ簡単にアクセスできるようになります。
TRUMPFのデジタルラーニングプラットフォームをぜひご覧ください！TRUMPFの技術と機械に関するノウハウの構築がより簡単になりました。今すぐトレーニングの予約を入れて、新たに獲得した知識を競走上のメリットとして利用しましょう。
当社のセミナーには、各企業の設計担当者と製品開発担当者が参加することができます。このセミナーでは、生産、ツールおよび最新技術に関する知識と情報が得られます。他の参加者と共同で設計ルールを考案し、パーツ設計に関して新たに習得した知識を活用して、サンプルパーツの最適化に取り組むことになります。そうすることで、生産でのコスト削減とプロセス安定性向上が実現可能になります。
当社のカスタマイズ型ワークショップでは、セミナーと同じトレーニング内容を扱います。セミナーと異なるのは、参加者グループが社内の従業員に限られている点であり、自社部品をワークショップで最適化していくことになります。
TRUMPFの専門担当者と直に意見交換しながら、各社特有のコンポーネントまたは治具について、企業別の要件や環境条件に焦点を当てた上で詳細に話し合っていくことになります。共同で設計を最適化することで、生産でのプロセス安定性向上と高い経済性が保証されるようになります。
製品カーボンフットプリントを算出する際、その要因の90 %は加工材料で占められています。当社エキスパートの支援を受けながら材料使用量を削減することで、費用を節約するだけでなく、生産現場でのサステナビリティ向上にも大きく貢献することができます。
第一歩はとても簡単で、当社との打ち合わせから始まります。パーツが持つ可能性を最大限に引き出す方策を共同で考案していきます。
