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溶接設備を導入してコストを削減

ロット数の低下やコスト圧力の増大など、板金加工業者にとって競争は益々劇化しています。そこでは現在、溶接プロセスが最大のコスト要因になっています。これを逆手に取れば、節約が可能です。自動溶接設備を使用すれば、完全な流れに乗った効率的な生産が実現し、将来見積を提出する際に競合他社の先を行くことができます。

投資する価値のある自動溶接

数字は嘘をつきません。そこで、ここで改めて計算して、TIG手溶接とレーザ溶接を経済面で比較してみたいと思います。対象となる加工品は、外観面で要件の高い軟鋼製フードです。

比較した結果、各パーツでの接合に関して、レーザ溶接では時間が最大90 %、費用が最大65 %節約されることが判明しました。この種の部品を1直体制で50 %の設備稼働率で生産すれば、約2年で元が取れます。

この計算はドイツで典型的な平均値と、ロット数50のフードが10ロット、すなわち500個製造されるというモデルに基づいています。各パーツの溶接所要時間はTIGハンド溶接では約45分ですが、自動レーザー溶接では約2分です。またレーザー溶接されたフードでは後処理が不要です。従来の溶接プロセスでは各パーツにつき、後処理として更に10分必要になります。各パーツあたりのこの時間節約は、レーザー溶接では従来の工法より多めにかかるオーダーのプログラミング時間、治具費用、ロット毎のセットアップ時間を補って余りあるものです。

ユーザーの声

レーザー溶接作業に対する需要が急増したため、わずか1年後に2台目のレーザー溶接セルを導入することになりました。

ヴァーツラフ・クリシュ

Sinop SMP s.r.o.生産部長

TRUMPFのTruArc Weldは核心をついています。プログラムの作成とスタートアップが瞬時に完了します。そのため、ロット数が少なくても生産部品数が3以上であればこのロボットを経済的に使用することが可能になります。

マーセル・ヴェント

ABP – Innovative Blechbearbeitung GmbH取締役

お客様の課題を理解しているTRUMPF

「ロボットを装備した溶接セルは高すぎる」

それはケースバイケースです。なぜならば、決定的な要素は結局のところは部品コストだからです。そして自動溶接では多くの場合、それを大幅に低下させることが可能です。それに加えて、割安のエントリーマシンやファイナンスモデルも用意されており、当社ではそれをお客様の状況に合わせて共同で調整しています。購入、購入選択権付きレンタル、リース、全額一括払いや手頃な分割払いが可能です。そのため、自社企業の将来に向けて確固とした基盤を築くことができます。

「レーザー溶接は経済的に見て導入する価値がない」

大量に長時間溶接する場合や、見た目が美しい継目が求められており、頻繁に研削と研磨しなければならない場合は、レーザ溶接導入の投資回収期間は思っている以上に短くなります。なぜならば、溶接時間が長ければ長いほど、また後処理の発生量が多ければ多いほど、レーザ溶接による節約の可能性が大きくなるからです。外側の目に見える継目の見栄えが極めて良くなり、追加修正がほとんど不要になるほか、溶接速度の大幅な向上というメリットも得られます。

「余計なものはいらない」

TRUMPFでは、ご自身のニーズに合わせてマシンを選択することができます。TruLaser Weld 5000の場合は、多数の機能とコンポーネントからご自身のニーズにピタリと合わせて溶接設備を構成することが可能です。特別な要件がない場合には、真に本質的な機能だけに限定された魅力的なエントリーパッケージとしてTruLaser Weld 1000とTruArc Weld 1000が用意されています。

「加工個数が少ない場合にはオートメーションを導入する価値がない！」

TruLaser Weld 1000やTruArc Weld 1000などの溶接設備では、直にマシンでプログラミングを素早く簡単に行ってプログラムを作成することができます。通常の部品であれば数分後には開始準備が整うため、加工個数が少ない場合でもオートメーションを導入する価値が十分にあります。また、TruLaser Weld 5000の場合はTruTops Weldを利用してオフラインでコンピュータでプログラミングを行うことができます。それにより、マシンでの貴重な生産時間が失われることが防止されます。