TruLaser Center 7030 - レーザ加工の法則を覆す機械

従来の2Dレーザ機械とは異なり、TruLaser Center 7030ではカッティングヘッドだけでなくシートも移動します。カッティングヘッドの追加軸により、機械の切断ダイナミクスは最高値に到達します。その結果、とりわけコーナー部と複雑なコンタを極めて高い速度で切断することができます。このダイナミックな組み合わせにより、固体レーザの高速操作速度が完全に活用されます。

SmartGateは小パーツを最大8個のコンテナに排出します。スラグと残材はスラグ用カートに落下します。SmartGateのインテリジェントなコントローラとセンサーにより、排出工程による切断プロセスの中断が最小限に抑えられます。これが最大スループットを達成するための鍵です。

SortMaster Speedはパーツを瞬時に最大8個のパレットに完璧に積み重ねます。SortMaster Speedがパーツを受け取った瞬間に、機械は切断作業を再開します。保管位置へのパーツ搬送は主要工程と並行して行われます。このためプロセスの中断は最低限に抑えられます。

SmartGateは機械の要です。SmartGateとブラシテーブルがパーツの傾倒と溶接による固着を防止します。インテリジェントなサポートがカッティングヘッドと同期して移動することで、全面的な部品サポートが提供されます。シリンダエジェクタはどのような部品形状であっても、自動的に理想的な始点を見つけ出して、パーツを残材から押し出します。その際パーツはシリンダエジェクタとSmartGateの間に固定され、特定の動作により下に向かって残材から分離されます。その後SmartGateが開き、ソートポイントがプロセスの安全性を確保しながらパーツを複数あるコンテナの一つに搬送します。

パレットへの積み重ねも完璧に行われます。SmartLiftとSortMaster Speedのゴールデンコンビは、現在市場で最も速くフレキシブルなオートメーションです。切り抜かれたパーツは、SmartLiftの自由に配置可能なピンによって下から吸着板に対して押し付けられ、同時にSortMaster Speedの吸着板によって上から固定されます。そして同期化されたリフト動作により、パーツは残材から持ち上げられます。こうすることでパーツは確実にクランプされ、カーフ内で傾くことはありません。SortMaster Speedの直径9 mmのサクションカップは、精緻なパーツでも把持して積み重ねることができるため、必要なフレキシビリティーが確保されています。

プログラムシステムTruTops Boostは、パーツの切断だけでなく、取り出し、ソート及び配置の原案を自動的に作成します。その際、物理的な法則についても考慮します。例えば、パーツが絶対に傾かないように、最適に残材から押し出す方法を考慮します。これは世界でも他に例がありません。

パーツ分岐器によって良パーツが確実に残材から分離されます。このマシンは良パーツと残材を判別できるため、問題なくこの作業を行うことができます。ソートユニットSortMaster Box Linearは、メイン時間と並行して小パーツを最大8コンテナに分類します。コンテナは、ソフトウェアによって賢く割り当てられます。

無人シフトでも高い信頼性で加工セルは作業を行います。オペレータにとって効率的なこのマシンは、自動的にロード及びアンロードを行い、オペレータが必要になるタイミングを表示します。これにより、マシンでの人員配置を事前に計画できるようになります。待ち時間、手動ソート及び後処理はもはや必要ありません。さらに、ユーザインタフェースTouchpointでは、機械との直観的なダイアログが可能です。

ストレージに接続することにより、TruLaser Center 7030の極めて高い生産性を最適に活用することができます。材料供給と製品排出には様々なバリエーションがあるため、作業現場に必要な自由度を提供します。